「SAD」とは?
その他の障害・病気こんにちは、SHOです!
やっと秋らしくなったかと思えば、急に寒くなったり、また暑くなったり、台風が来たり……、天気が忙しいですね(笑) そんな中、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、季節に着目して、とある障害について書いていきたいと思います。
「SAD」って?
皆さん、「SAD」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?英語に詳しい方であれば、「悲しい」という意味の英単語を思い浮かべるかもしれません。しかし今回ご紹介する「SAD」は、「季節性情動障害」というものです。
(※「SAD」の指す他の意味として、社交不安障害(social anxiety disorder)、分離不安障害(separation anxiety disorder)などがありますが、今回は、「季節性情動障害(seasonal affective disorder)」を指すものとしてご紹介します。)
情動障害に似た意味の、気分障害といえば、よく聞くのが「うつ病」ですが、季節性とはどういうことなのでしょうか?それについて解説していきます。
「季節性情動障害」とは?
季節性情動障害とは、冬や雨等の天気が悪い時期などに、抑うつ、倦怠感、気力の低下、過眠、過食といった症状が表れるという障害です。この障害の特徴的なものが、特定の時期以外は健康な状態だということです。また冬だけでなく、夏の梅雨の時期など、他の季節に症状が表れるのもこの障害の独特なところだといえます。
原因については、日照時間と、それによる体内時間を司るメラトニンの分泌バランスが崩れることだといわれています。
治療法は?
治療法には、薬物、心理療法等ありますが、一番効果的なのが、光療法といわれています。原因で触れたように、この季節性情動障害は光量が密に関わっているからです。
ですので、日光浴や高照度光照射療法というもので、正しく光をたくさん浴びることが改善に繋がるのです。そのようにして、メラトニンの分泌を整えてあげ、体内時計を直すことが、季節性情動障害の治療になるのだそうです。
おわりに
皆さん、いかがでしたか?ある時、突然気分が優れなくなる、なんてこと、経験されたことがあるかもしれません。しかし、それが特定の時期だけなど、条件のあるものであれば、季節性情動障害かもしれません。この知識が、少しでもお役に立てるなら、何よりです。
お読みいただきありがとうございました!次回のコラムも、よろしくお願いします!
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