気象病とは?不調にそなえる!雨の日頭痛の解説・対策
その他の障害・病気出典:出典:https://www.photo-ac.com
雨の降る音を聞いていると、ふと頭が痛むことはありませんか?今回は雨の日に起きる頭痛とは何か、その原因と対策法をお伝えします。
雨の日の頭痛は気象病
気象病とは、雨の日や、台風が近づくなど、悪天候時に起こる症状、あるいはもともと持っていた症状が悪化する病気の総称です。偏頭痛はその中でも代表的な気象病のひとつ。偏頭痛自体を発症する方は、日本には8.4%(1997年)、他国の調査でも10%前後の割合で発症しています。
偏頭痛の原因となるのは、自律神経の乱れ。精神疾患や、発達障害をお持ちの方に起こりやすいものなので、これを機会に、ぜひ対策法を知って頂きたいです。
頭痛になりやすくなる3つの「不足」
じつは天気だけでは、自律神経の乱れは起こりにくいんです。他の要因がもともとある状態に悪天候が重なると、それが引き金となって雨の日頭痛になります。では予防するにはどうすればいいか?大きく分けて3つの要因があります。
1.睡眠不足
一番影響を受けやすいのが、睡眠時間の不足。現代のあなたも、眠るのがついつい遅くなっていませんか?睡眠時間以外にも、入眠時間が定まっていないと、自律神経の乱れにつながる恐れがあります。
2.栄養不足
様々な栄養素が必要です。バランスの良い食事を心がけましょう。有効な成分を紹介します。魚油、等魚介類に含まれるDHAは、炎症を抑える作用があり、頭痛の予防に効果的です。マグネシウムは、症状が持続する原因である拡張した血管を収縮してくれます。
3.運動不足
体力が落ちていると、自律神経は乱れやすくなります。消耗してしまうと逆効果なので、ウォーキングやストレッチなど、軽い運動から始めてみましょう。
もしも、頭痛になってしまったら?
症状は早くても4時間、長ければ三日(72時間)持続します。痛みのある部位を冷やし、できるだけ安静にしましょう。市販の鎮痛剤も有効です。ただし、使うにつれ効果が薄くなっていきますので、3ヶ月以上の継続使用はやめましょう。
雨の日頭痛、気象病である偏頭痛についてお伝えいたしました。対策は、すべてを実行できなくてもかまいません。頭が急に痛み出し、原因も分からなければ、不安な気持ちは大きくなっていきますよね。そんな時、「あ、自分は今天気が原因で困っているんだ」と気づくことでも、心は安らぎます。頭痛で困った時には、気象病のことを思い出してみませんか。
参考文献
ウィキペディア 気象病
blank"wikipedia
一般社団法人日本頭痛学会 頭痛ガイドライン
https://www.jhsnet.net/index.html
その他の障害・病気