統合失調症を患い早20年

統合失調症

初めまして、かのんと申します。私は今40代の女性です。今回からコラムを書きはじめることになりました。よろしくお願いいたします。

軽く私の自己紹介を兼ねて、コラムで書いていきたいこと等をおはなししていこうと思います。私は20代の大学4回生の頃から精神科に通院しています。振り返れば、病気を発症していたのはもっと早い段階だったのではないかと感じるのですが、実際に通院を始めあれよあれよという間に約20年の歳月が経ちました。通院に至ったきっかけは、様々な要因がありますが、自身の経験だと、学生の頃の家や学校での生きづらさやいじめがありました。高校の頃に「臭い」と、周りに言われていると思ったのです。今思えば、実際に言われていた言葉以上に、実際に言われていたのか幻聴だったのか判別できない部分もあります。ですが当時にしてみればもの凄くつらく厳しいものでした。何とか大学まで進みました。その当時祖父が大学で使うだろうと、デスクトップPCを買ってくれたのです。そしてネットに繋ぐことが出来ました。そして自分の生きづらさやその時の苦しい症状をネットで検索してみたのです。するとこの症状に様々な病名があることを知りました。

そこで、日ごろお世話になっていた病院に精神科があると知り、診察を申し込んだのが始まりです。診察にも予約が必要で、受診した時の問診票に、自分の症状を書いた時。1枚の紙には書ききれないくらいの症状があり、正直紙が足りないと思いました。今でこそこうお話できますが、当時はきついものがありました。そして何とか大学を卒業はしましたが、就職は出来ず。何度かの入院をしたりしつつ、今も通院とカウンセリングの日々です。

この約20年の間。紆余曲折、様々なことがありました。失敗失敗また失敗。それでもめげずにここまで来ました。そのかいもあってか、今、就労B型に通い始めることが出来ました。昔で言う作業所。今は名称が変わっていて、就労継続支援と言うようになっています。A型とB型があるのですが、私はB型に通所する運びとなりました。

就労に通所するようになるまで、また実際にこれから通所するようになって。今までどのような病状だったのか。どのようにして乗り越えたり、やり過ごしたりしてきたのか。そしてこれからどうしていきたいのか。この今のB型に通所するまでに、考え、そして行動に移すまで約2~3年かかったので、その思いや実際にどのような行動をとったのか等。今、病で苦しんでいる方の参考になればと思い発信していこうかと考えます。

病気の症状は人それぞれで、多岐に渡ると思います。私も大元の病気の名前は「統合失調症」ですが、その中でも、様々な症状が現れ、その度に厳しい思いをしたものです。それでもここまで生きてきたのですから、これからも思い悩みながらこの病気と付き合っていくことになるのだと思います。勿論治るのであれば、それに越したことはありません。

これから先、未来に目を向けて。今を暮らしていければと考えています。

病気の症状が落ち着いているときは、あれこれと、こんなことをしたい。あんなことをしたい、と。考えを巡らせ、希望に満ちあるれる時間もあります。ですが病気の方が顏を覗かせ、その希望を打ち砕くこともあります。打ち砕かれたことの方が多いですね。

他に言えることがあれば、それでも信じてきたことがあって。それは私が創作が好きだということです。そのかいあってか、イラストや小説。文章を書くのが好きなのです。いわゆる趣味というやつですね。その趣味、自分の好きなことがあるというだけでも強みになりますよ。

それでは今回はこの辺で。

これから私自身悩みながら、病気の事を書いていきたいと思います。お時間があるときにでも、暇つぶしと思い読んでもらえれば幸いです。

かのん

かのん

20代前半の大学生の頃に精神科を受診。統合失調症と診断される。統合失調症の中でも、不安障害やPTSDなど症状は多岐に渡る。GW(グループワーク)や、地域活動支援センターなどを利用し、紆余曲折を経て現在就労継続支援B型へと通所と在宅を併せての利用の運びとなった。
創作が好きでイラストや漫画を描いたり、小説を書くことを趣味としている。

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