ニコチン依存症をやっつけろ!

依存症

出典:Photo by Possessed Photography on Unsplash

2024年11月10日現在、わたしの禁煙生活が56日目となっております。

わたしは元々ヘビースモーカーで、25才くらいの頃(13~15年ほど昔)は、1日で4箱近く喫煙していました。最近では加熱式タバコを愛飲するようになり、1日1箱ほどでしたが、体力の低下や金銭的な都合から一大決心し、禁煙を始めるに至りました。

ニコチン依存症ってなんなんだ?

そもそもニコチン依存症とはどういったものなのか?と調べてみました。

「ニコチン依存症」とは、血中のニコチン濃度がある一定以下になると不快感を覚え、喫煙を繰り返してしまう疾患です。

ニコチンを摂取すると、ドーパミンが大量に分泌され、強い快感を得ます。他にもノルエピネフリン、アセチルコリン、セロトニンの分泌にも強く関わっていて、ニコチンを日常的に摂取することで、これらの脳内物質が正常に分泌されなくなります。

そしてタバコが吸えない状態が続いたとき、離脱症状(下記)という不快な状態に陥り、また喫煙をします。

なお、使用者が依存症になる割合としては、コカインやヘロインよりも高い指標であることもいわれています。

タバコを吸えないとどうなる?

禁煙をするにあたって、最大の敵はやはり「離脱症状(禁断症状)」でしょう。

タバコを吸うと、とても心がスッとしたり、視界が晴れるような感じがします。ですが、ニコチンが切れてくるとイライラして何も考えられなくなり、攻撃的になったり、不安になったり、頭痛がしたりします。

これは精神障害を抱えている方ならわかるかもしれませんが、精神薬の離脱症状と同じようなものではないかなあと、わたしは感じます。

禁煙はモチベーションの維持が大事!

ではどうすれば禁煙できるのか?ということになります。

今では内科や精神科に「禁煙外来」がある病院も珍しくありません。立派な疾患なのです。

「治療」として進めていくのであれば、からだに貼ってニコチンを少量ずつ吸収するニコチンパッチなどを使用し、少しだけニコチンを摂りつつも、タバコを吸う週間を辞め、徐々にからだからニコチンを抜いていくものが多いようです。

病院にかからない方も、タバコを吸えないストレスや口寂しさを我慢するためにガムを噛んだり、スルメや昆布をタバコの代わりに愛用したりします。

ジョギングや筋力トレーニングをすることで強制的に「吸えない時間」を作って我慢する人もいます。

そして……身も蓋もないことを言うようですが、最後に必要なものは「精神力」なのです。絶対に禁煙する、という強い意志が大事です。

わたしの場合はスマホアプリで禁煙の経過を管理しており、現在で1,134本禁煙したことになっていて、節約できた金額はなんと29,484円にもなります。わずか2か月でこれだけの金額になるのです。

もちろん金銭的な部分だけがモチベーションになるとは限りませんが、1箱500円のタバコを我慢することで手に入るあんなものやこんなものを想像すると、ちょっと嬉しくなってしまいます。「宝くじが当たったら何をしようかなあ」と考えているときに似た感じですね。

禁煙は本当に精神的につらいですし、今でも事あるごとに「タバコ吸いたいなあ」と思います。ですが、欲しいものや美味しいごはんを食べるのを節約してまで、肺気腫や肺がんのリスクを高めてどうするの?と考えると、まだまだ頑張れそうな気がします。

参考文献 

ニコチン依存症 | みんなの医療ガイド - 兵庫医科大学病院

新井 一生

新井 一生

社会人になってからパニック障害、統合失調症などを患った精神障害者。
精神病になってからも沢山の失敗を経験しながら、なんとか生きている。
好きなものはゲーム。

その他の障害・病気

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP

しばらくお待ちください