まさに今。~障害と親との闘い
その他の障害・病気私は「てんかん」という持病を抱えています。一般的なてんかんの対処法を見た上で、過去を振り返りながら書かせていただきます。
対処法
てんかんが起きた時の対処として一般的なものは、朦朧とした状態では、安定した場所で適度な距離を保ちながら見守るとあります。他には椅子などの上で起きた場合は床に異動させるなど必ず安全な場所に移動してから対処を行なうとありました。
まだまだたくさん対処法はあります。しかし、これらは一般的なてんかんの対処法だけでは、完璧に対処することが出来ないこともあります。あくまで個人の意見ですが、全て完璧に対処するのであれば、状況に合わせた対処方法を覚える努力をするべきでもあると思います。しかし、そうなると対処する側にも負担がかかってしまうと思います。 私は今回病気について振り返ってみて、改めて親との絆の強さや繋がりの深さを認識できていればよかったなと思いました。
ループ
私の親は、薬の飲み忘れが無いか、それだけしか心配していませんでした。その為、毎日毎日薬の確認をされていました。てんかんにかかったのが12歳頃からだったので、その頃から今までの約20年間ずっと薬の確認を毎日されてきました。途中からは薬の確認では無く、薬の事前報告に変わっていました。
今でも続く、この薬地獄は聞き流しています。そもそも薬の確認をされるようになったのは、私のたった1回の飲み忘れが原因でした。たった1回が大事だということぐらいは薬地獄が始まる前までは自分でも十分、分かっていました。しかし、親は私を子どもだと決めつけ薬の確認を始め出したのです。私は、薬地獄が始まってからより一層飲み忘れが多くなりました。薬の確認をうっとうしく思い、その考えが行動に出るようになったのだと思っています。
永遠に続く薬地獄から抜け出したくても抜け出せず、困っており、その結果出た答えが、一人暮らしをすることです。こうして一人暮らしは私にとっての大きな目標になりました。しかし、一人暮らしともなればお金が必要になってきます。そこで、私は就職活動を考えました。就職活動をすれば、家も出られるし自立も出来ます。さらに、家を出ることで、薬地獄からも抜け出せ、晴れて自由の身になれることに気がついたのです。私はこの時に思いました。これが自立するってことかと。ただ自立することに時間がかかり過ぎて妙な気分でもありました。
それから、自分の性格についても少しずつ分かってきました。私は頑固で完璧主義なので最後まで諦めずに模索しながら目標に向かって頑張るタイプです。
まとめ
私は薬の飲み忘れが癖づいてしまっているところも少しはあるので、今続けている服薬方法を継続していけるように努力していきたいと思います。 薬を飲んでいれば症状が起こることは無いので飲み忘れないように気を付けていこうと思います。私の場合、「飲み忘れ」という一つの癖を直していくということになるので難しいのではないかと思っています。ですが、私は最後まで諦めずに目標に向かって頑張るタイプなので、薬の飲み忘れも直していけるように努力していこうと思っています。また配慮事項としては、私の場合だと発作が起きた後は意識が朦朧としていることが多いため見守って頂けると幸いです。
昔を思い出しながら文章を書いていると、まさに自分が今置かれている状況とぴったりだったので、自分の性格について考える機会がとても多い機会になったと思います。また、ピンチとチャンスは同時にやってくるのでいろいろめんどくさいなと改めて思いました。
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