映画「BADDREAM」上映会&トークセッション開催

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障害者を根こそぎ排除する体制が敷かれたif世界で、再活動の夢を抱くお笑いコンビと仲間の生活模様を描いた映画「BADDREAM」の上映会が11月4日(月)に開催されます。上映会と並んでトークセッションもございますので、ぜひお越しになってください。

「BADDREAM」の上映は過去にも様々な場所で行われており、見た人の感想も「考えさせられた」では済まないほど深いものとなっています。上映場所は堺筋本町駅より5分のところにございます「大阪産業創造館」です。

予算50万円の2人に多くの賛同者が

映画製作を始めたのは、市民団体「にいがた映画塾」に所属するMXU監督と「脳性マヒブラザーズ」DAIGO氏のたった2人からだったそうです。予算も50万円しかなく、全編モノクロにするなどで経費を削減していました。

ところが、「にいがた映画塾」やDAIGO氏の相方・周佐氏と所属事務所など多くの団体からバックアップを受け、新潟市内でもロケ地の貸し出しや美術協力などで名乗りを上げる所が出てきました。

映画の根底にあるテーマに賛同してくれた多くの人々によって、100分の長編ドキュメンタリー調フィクション映画が完成したのです。

現実味のあるフィクション

映画「BADDREAM」の作中世界は、障害者の排除が極限まで推し進められている近未来日本という設定です。役名も使わず本人が演じるお笑いコンビ「脳性マヒブラザーズ」の2人は、「いつかまた人前でネタを披露する」という夢を持っています。

仲間に匿われる中で日常のささやかな楽しみを糧に、いつ披露するかも分からないネタを練習しながら隠棲しています。しかしその日常も長くは続かず崩壊し、大きな選択を迫られることとなるのです。

過去にも上映会は行われており、観た人の感想では「フィクションと思えない怖さがある」というものがありました。障害者向けのセーフティネットが脆いと認識している層からは、かなり現実味を感じられている模様です。

隠棲の元ネタはアンネ・フランク

劇中、障害者排除へ躍起になる国家権力から逃れるために隠棲している主人公たちですが、この設定は「アンネの日記」から着想を得たものだそうです。「アンネの日記」をプロットに盛り込んだ理由は、やまゆり園事件の植松被告による「ヒトラーの思想が降りてきた」という供述からアンチテーゼとして「アンネの日記」を入れるという発想でした。監督は映画を作るきっかけの一つに植松被告があったと後に述べています。

大阪で上映会!

真のダイバーシティを探求する映画「BADDREAM」は、11月4日(月)に大阪産業創造館にて上映されます。参加費用は1000円、定員は150名となっております。詳細は下記のFacebookページよりご確認ください。

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障害者ドットコムニュース編集部

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