視線恐怖症って?~対人恐怖症のひとつ
その他の障害・病気視線恐怖症という病気をご存知でしょうか。私自身も不安障害を患っており、そのひとつに視線恐怖症を持っています。今では周囲の方の支えがあるので少しずつ乗り越えていこうとしています。同じ経験をされた方や、そうでない方もぜひ目を通していただきたいです。
次のようなシチュエーションに心当たりがありますか?
どうしても、相手の目を見て話せない。人の視線が気になって仕方なく、人混みから逃げてしまうことがある。自分の姿が「変だ」と思われている気がする。会話するとき、顔や身体がこわばる。自分の動きがおかしくないかが気になる。こちらを見ている人が自分を笑っているように感じる。いつも誰かに見られているようで、落ち着かない。正面にいる人を見ることが難しい。目が合うことで「人に迷惑をかけた」と感じる。発表など、大勢の視線を感じると頭が真っ白になり動けなくなる。
こうした事を日常的に経験していて、そのことで生活や人間関係に支障が出ているようなら、視線恐怖症になりかけている可能性があります。
「視線恐怖症」という言葉を聞いたことがありますか?
「視線恐怖症」とは、対人恐怖症の一つで、相手の視線が気になって会話に集中できない、誰かと目が合うと、悪口を言われているように感じる、自分の視線が誰かに不快感を与えていないか不安でならない病気です。
他者視線恐怖症 ・・・人からの視線に極度に怯える症状です。他人の視線が気になって仕方ない。みんなが自分を笑っている気がする。何をしても見られている気がします。
自己視線恐怖症 ・・・自分の視線が相手に与える影響を、極度に恐れる症状です。目が合ったことで不快に思われたのではないか。と異常に気にしてしまいます。
正視恐怖症・・・近くにいる人と目を合わせることに対して、強い恐怖を抱く症状です。「目を直視するのは気まずい」という程度の感覚ではなく、制御できないほどの恐怖や不安が涌き上がり、コミュニケーションがうまく取れなくなります。
視線恐怖症の方の性質(性格)
視線恐怖症の方の正確には、「自信がない、感受性が強い、慎重である、内気で人見知りしやすい、よく気遣う」などの特徴があります。子どもの頃から、このような性格が強い人は、視線恐怖が起こりやすい傾向があるそうです。
私の体験談として
私自身も、外に出た際は常に人の視線が気になって仕方ありません。誰かに見られてる、私の顔や服装が変なのではないか、不快に思われてないかなど、人と関わることを避けたくなり、人混みの中では逃げたくなってしまいます。家に帰ってきたときには解放されたとさえ思います。
しかし生きていく以上、人混みから逃げることは出来ません。私の場合は、周囲に話を聞いてもらったり、薬の服用、ストレスマネジメントやアンガーマネジメント、認知行動療法などを学び、以前ほどは気にならなくなりました。完璧に改善されるかはまだ分かりませんが、だいぶ良くなっています。私はまだ試していませんが、日記や紙に書き出してみる方法もあります。同じ症状に苦しんでおられる方がいらっしゃたら、ぜひ試していただきたいです。
【女性の美学視線恐怖症とは?その原因と治し方。ツライ症状だけど完治する病!】
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