高次脳機能障害って?~症状と体験談

その他の障害・病気

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幼少期にある病気で悩まされ、その二次障害が高次脳機能障害でした。今では二次障害の方が症状として強く出ており、それをいかにして就職に結びつかせるか暗中模索しながら、就労移行支援事業所に通所中です。

高次脳機能障害って?

高次脳機能障害とは、脳卒中や交通事故による脳の損傷が原因で、脳の機能のうち、言語や記憶、注意、情緒といった認知機能に起こる障害のことです。症状として以下のようなものがあります。

①記憶障害・・・記憶障害とは、物の置き場所を忘れたり新しい出来事を覚えられなくなることです。何度も同じことを繰り返し質問したりします。

②注意障害・・・ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりする、あるいは物事に集中できず、すぐに飽きてしまいますす。他にも二つ以上のことを同時にしようとすると混乱することがあります。

③遂行機能障害・・・ものごとを目的に合わせて適切にやり遂げることが出来ない、指示をしてもらわないと何もできない、物事の優先順位がつけられないままこうどうするなどが挙げられます。

④病識欠如・・・自分に障害があることをうまく認識できない、また障害がないようにふるまったり言ったりします。

⑤社会的行動障害・・・後先考えずに思いつきで行動したり、ちょっとしたことで怒り出す、あるだけのものを食べてしまったり、貯金を全部使ってしまいます。また、その場の空気が読めません。

私の症状について~学生時代~

私はある病気をきっかけに、二次障害として高次脳機能障害を発症しました。

 

思い返せば学生のころ、周りの子達よりもなかなか勉強に付いていくことが出来ず、黒板に書かれていることを丸写しするのが精一杯でした。周りの子たちは手を挙げ発言するのに対し、私は先生にあてられても答えることが出来ませんでした。テストでもほとんど点が取れなく、次第に自分に自信がなくなっていきました。それが今では「障害のせいだったんだ」と気付きました。

高校を卒業後、大学への進学を諦めようとしましたが両親に反対され、しぶしぶ進学しました。しかし今度は勉強面ではなく人間関係トラブルがあり、その空間に居ることが耐えられなくなり休学してしまったのです。休学中はほとんど家に引きこもり、寝ている毎日でした。何とか大学は卒業したものの、体調面がまだ心配だったので就職はせず、家事手伝いをしながら少しアルバイトをしていました。ただ障害について明かさずに働いていたので、なかなか仕事内容を覚えることが出来ず、何度も怒られる日々でした。そのうち職場に居づらくなり、アルバイト先を何度も転々としていました。

~病気のことを理解しはじめてから現在まで~

それからしばらくして、自分の病気のことを理解しはじめました。主治医の先生から手帳の取得を何度も進められたのですが、私は自分が障害者ということを認めたくなかったので、何度も拒みました。しかし、手帳を提示しなければ「自分が障害者である」と伝わらないと気付き、仕方なく手帳を取得しました。

その後、主治医の先生からジョブコーチというのがあるから利用してみたらと勧められ、自分でも調べてみました。その中に就労移行支援というサービスがあることを知りました。PCスキルやストレス対策が学べるこのサービスは、スキルが全くない自分に合ってるのではないかと思い、見学に行きました。ちょっとハードそうな感じではありましたが、周りの方たちが自分と似たような症状を持っていて、話をしていて共感したり、逆に共感してもらえたりしました。そのことかろ、今のところに通い始めたのです。障害のことを周りの方は分かってくれているので、通っていてもすごく安心感があり、困ったときには職員さんに相談することが出来るので、現在のところを選んで本当に良かったと思っています。就職面では、今度は合理的配慮がある安心して仕事が出来るところを見つけたいと思います。

参考文献

これって高次脳機能障害? | NHK健康チャンネル


https://www.google.co.jp/webhp?tab=cw1

ココ

ココ

大学在学中に鬱病を発症し、1年休学。
その後、卒業したものの就活には至らず長年家で療養。
就労移行支援に通所し始め、就活に励む日々を送っている
好きなものは猫と音楽鑑賞、食べること。

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