無気力症候群をご存知ですか?~「アパシー・シンドローム」とは?
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「無気力症候群」という症状を聞いたことはあるでしょうか?分かりやすい例だと、五月病と言われている症状が該当します。何か特定のことに対してのみ、無気力、無感動、無関心になります。たとえば家事や仕事、勉強などの「本業」には無気力でも、読書やツーリング、テレビゲームといった「趣味」には活動的に取り組むことができます。「無気力症候群」と言われる所以は、不特定多数の症状が現れるため、病気ではなく症候群として扱われます。
「無気力症候群」が出やすい原因は?
「無気力症候群」は、今まで一生懸命頑張っていた人が突然スイッチが切れたようにやる気を失い、それまで取り組んでいた仕事や勉強に興味を失ってしまいます。
目標を達成して次の目標が見つからない場合に現われやすく、例えば、厳しい受験を乗り越えてきた大学生や、就活を終えた新入社員が、働き始めて暫くした時期等に多く見られることが多いです。症状がでやすい時期がゴールデンウィーク後になるため、日本では一般的に「五月病」と言われる事があります。また、似たような症状で「燃え尽き症候群」と言われる症状もあります。
個人の事情を知らない人から見れば、「怠けている」「やる気がない」と誤解されやすいです。「無気力症候群」の原因は人によってさまざまですが、不眠、生活習慣の乱れ、対人関係でのストレスなどが挙げられます。放っておくと症状が悪化して「うつ病」になる危険性もあります。
「無気力症候群」になりやすいタイプとは?
一般的に「無気力症候群」になりやすいと言われている性格は、真面目で、優劣にこだわりやすい、完璧主義的な性格であると言われています。
普段は活動的で、「本業」に対して意欲的な人が、慢性的な疲労やストレスが原因で発症します。発症すると「本業」に対して意欲が無くなり、悪化すると出社拒否などを起こすようになり、そのまま放置するとパニック障害やうつ病の原因となるので、軽く考えると思わぬ落とし穴となります。
もし「無気力症候群」かもと思ったら?
「無気力症候群」かも?と思ったら、まずは自身の生活習慣が乱れていないか確認しましょう。生活習慣が乱れると、睡眠の質が落ちて疲れが取れにくくなってしまいます。
キチンと食事を摂る、睡眠時間を十分に確保する。これだけでも、疲れが取れやすくなり、症状が緩和されることもあります。
それでも、改善されなければ心療内科へ受診することをお勧めします。
参考文献
【厚生労働省 e-ヘルスネット 無気力症候群(むきりょくしょうこうぐん)】
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
【うららか相談室 無気力症候群(アパシーシンドローム)の症状や治療法とは?】
https://www.uraraka-soudan.com
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