持続性注射剤ゼプリオンを投薬注射してみて
その他の障害・病気「ゼプリオン」というワードでインターネット検索を行うと、使用ガイドから因果関係ははっきりしていないものの死亡例の報告まで様々な情報飛び込んできます。ここでは、そんな様々な情報を踏まえた上で実際にゼプリオンを投薬注射している私が、使用にあたり医師から聞いた話、そして使用してみての感想をお話してみたいと思います。
ゼプリオンを投薬してみて
持続性注射剤ゼプリオンとは、統合失調症の治療に使用されるお薬で、お薬を肩や臀部などの筋肉に注射することで約1ヵ月間効果が持続します。所謂、筋肉注射ですのでかなり痛みは伴いまずが、私は使用し始めて約2年なのでだいぶ慣れてきたかな、とは思っています。ただ、投薬量や人それぞれ異なるとは思いますが、私の場合、特に臀部に打った時にお薬が残ってしまうことでしこりが出来たり、そのしこりが疼いたりすることが時々あります。同じ箇所に連続して投薬せず、例えば右肩→左肩→右臀部→左臀部というように投薬する位置を毎回変えていけば症状は緩和されます。また、今のところ特に副作用も無く、またお薬は4週間に1度の通院時に投薬するだけで、私の場合、飲み薬も無いので、将来的には就労を目指しており、忙しい毎日になることが予想されるのでありがたいことです。
ゼプリオンの投薬に至るまでに思ったこと
私も初めからゼプリオン投薬していたわけではなく、飲み薬のエビリファイから始まりインヴェガに変更し、インヴェガが問題なく服用できていたので、将来的に就労を目指すのであれば、またゼプリオンはインヴェガの注射剤として作られていますがより安定した効果を得られるとのことで、主治医からゼプリオンの投薬を勧められました。しかし、当初は単純に筋肉注射の痛みが嫌だったことと、「ゼプリオン」をキーワードにインターネット検索したところ気になったのが死亡例の報告です。
ゼプリオン使用による死亡例について
私が主治医から直接聞いた話によると、確かに何十件と死亡例は報告されているが、ゼプリオンの投薬と直接因果関係があるかというと不明で、中にゼプリオンの投薬中に加齢による死亡例もあったのではないか、とのことでした。インターネット上で調べてみても、死亡例に関する記事は多数出てきますが、ゼプリオンとの因果関係については未だはっきりしておらず、原因の解明が求められているとのことでした。
ゼプリオンの使用にあたり不安なこと
持続性注射剤ゼプリオンの使用により、懸念される問題点として、特に女性の場合生理不順や乳がんのリスクが高くなることが挙げられます。私の場合、今のところは大きな生理不順もなく投薬できていますが、現在20代後半ということもあり乳がんはやはり怖いです。そろそろ定期的に乳がん検診を受けておくべきか迷っています。
まとめ
きちんとした使用ガイドを読むと、また医師によっては今回私がお話した以上の情報を提供してくれる場合もあるかとは思いますが、持続性注射剤ゼプリオンを投薬中の1人の患者として、使用してみての感想や思いをまとめました。この記事が持続性注射剤ゼプリオンを知るきっかけになると幸いです。実際の投薬を検討される際は改めて主治医としっかりと話し合うことをお勧めします。
参考文献
LAI治療について
https://schizo-manual.com/index.html
その他の障害・病気