吃音症とは?周囲の理解・対応で吃音の改善を

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みなさんは「吃音(きつおん)症」という障害をご存知ですか?

吃音とは、しゃべる時に特定の言葉や音が連続して発せられてしまったり、瞬間的に無音状態になって、言葉を円滑に話すことができない病気です。

吃音の症状

吃音の症状は、大きく次の3種類に分けられます。

連声型(連発して発音)
例えば「こんにちは」と言いたい時に「こ、こ、こ、こんにちは」のように、最初の言葉を連続して発音してしまいます。

伸発型(引き延ばして発音)
「こーーーんにちは」のように、最初の言葉のみを引きのばして発音してしまいます。

無声型(あとの言葉が続かない)
「こ・・・」となり、詰まってしまい、あとの言葉が続かない状態になってしまいます。

吃音の治療法・改善法

吃音症の原因には、児童の発達性のものと頭部外傷などによる後天的なものがあります。

吃音症の多くは発達性で、発達性の吃音症の場合は時間と共に解決するケースが多いです。

その一方で後天的な吃音症は、脳、心理面、コミュニケーション、体の使い方などを時間をかけて少しずつ統合的に治療していく必要があります。

その中でも、まず会話の仕方を変えることから取り組むことをおすすめします。

会話の仕方を変えることで脳の活性するパターンは変わります。会話の癖、パターンを変えることによって吃音の改善につながります。

また「抑揚をつける」話し方は、吃音が発生させにくく、聞き手にとっても聞き取りやすいです。

言葉に抑揚を込めて話すことで、左半球の言語脳や脳全体の伝達が活性化ともいわれています。

もちろん、これだけでは吃音が出なくなるわけではありませんが、吃音を治療していく上で話し方の基本となる大切なことです。

おわりに

「吃音、どもり」はいじめの対象になることもあり、苦しんでいる方が多くいます。

決して馬鹿にするような態度はせず、しっかりと理解を示してあげることが大切です。

障害者ドットコムニュース編集部

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