利用する所は慎重に選ぼう~支援側の様々な様子

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私の前職である、障がい者支援の仕事では、働く人も様々でした。現在、私は障がい者として生活をしていますが、支援側にいた頃の事や、働いていた人の事や現在通所している事業所でのエピソードを書かせていただきます。。

問題だらけで改善をしないヘルパー

私が、障がい者支援の仕事に初めて付いたのが、在宅での支援や外出支援を行うヘルパー事業所でした。先輩ヘルパーは常勤で働いていたのですが、よく私をターゲットにして話をしてきました。「○○さんの所のお母さん、クレームばかり言ってくる」という風に。私に言うのは良いのですが、何故言われたのかを分かっていません。利用者の方は重度身体障がいの子どもさんでしたので、自分からは言葉で伝える事が出来ません。しかしお母さんから見て問題があったから、ヘルパーに伝える訳です。私も実際介助に入らせて頂いた事がありますが、厳しい方ではありましたが、キャリアが浅い不慣れな私に対して、アドバイスして頂く事もありました。

私はその事業所では、登録ヘルパーとして働いていました。常勤の先輩からすれば、私が部下に見えいたようで、色々押し付けてきました。「○○さんはこうすればいい」「□□さんはこうやったら楽にできる」と、自分のやり易い方法を教えてきます。私は正直うんざりしていました。

私の中ではヘルパーの仕事はそんなに簡単な事ではありません。利用者の方の障がい特性はもちろん、当日の体調やどういった事を望まれているのか、支援可能な事なのか、と色々整理してから利用者の方と向き合います。確かに私たち支援側が決めてしまえば楽なのですが、それが利用者の方の為になりますか?障がい児の方等は、時には我慢をしてもらう事も、その方の将来にとって必要です。(例 預かった予算オーバーしてまで遊べない等)

人と向き合って支援をする事は、正直言って精神的に疲れます。しかし私は、それが仕事であり支援であると思っています。テンプレート的に対応を作れば確かに支援側は楽になります。しかし、そのしわ寄せが利用者の方に行くのでは、何の為の支援でしょうか?先輩ヘルパーはその事を考えていない人に見えました。

利用者の方を尊重して

転職して私が、デイサービスで働いていた時に学んだ大切な事は、障がい者個人の人権をしっかりと考えて支援する姿勢です。入社してすぐに人権研修がありました。資格を取る際に勉強していた事もありますが、しっかりと再確認する事が出来ました。

その施設は、重度身体障がいの方に向けての生活介護の施設でした。自分の意思を言葉では話せる方は、ほんの一部の方だけでした。しかし、細かなしぐさや表情で教えて下さる方や、利用者の方を良く見て反応する事で、正解かは解りませんが、支援していく事が出来ました。私は結果的に、事故で足を怪我して退職してしまったのですが、その施設で働けた事で障がい者支援の仕事での、自分の軸を持てたと思います。上司の方や先輩もそれまでと違い、まず人として尊敬できる方が多かったと思います。

意識のズレを感じる

足のケガのリハビリから復帰し、次に働き初めたのは、就労継続支援A型の事業所なのですが、付け加えてグループホームの世話人と、関連会社でガイドヘルパーをやって欲しいとの事でした。仕事の連絡がきたとき、私は驚きました。管理者から言われたのは、女性の利用者の方だったのです。確かに、ガイドヘルプ自体は、身体介助の必要のない精神障がいの方でしたが、万が一の事故や、危険が及ぶ際に対応できないと答えました。しかし、管理者の方は「大丈夫って言っているから」と取り合う事はありませんでした。実際にガイドヘルプを行いましたが、直接的に触れてはいけないと思い、かなり神経をすり減らしました。管理者対して「同性介助でないと、問題があった際に対応できません。同性ヘルパーに交代して下さい」と伝えて外してもらいましたが、代表者は「そんなにしんどかったの?」と見当違いな言葉を私に言いました。

私個人の意見としては同性介助が原則だと思っています。しかし、人員の問題で難しい事も良く知っています。しかし、私のケースでは直ぐに対応が可能でした。管理運営をする側の意識に問題があったと思います。

それは誰の責任?

そのA型作業所のサービス管理責任者が別の人に変わった際に言われた一言が今でも心に残っています。「私は、スタッフが大切だからね。スタッフの方が時給換算をしたら低くなるのが許せない」と言われました。確かにスタッフがサービス残業をする状態はよくありませんが、それは会社の問題であって、利用者の方には直接関係ない話。利用者の方に対してはあくまで作業時間にしっかりと指導、コミュニケーションを取る事が必要だと思います。

一人の障がい者として

私は現在、就労移行支援事業所に通っています。ある日の朝礼で、そこの社長が話した言葉も印象的でした。「スタッフに、もっと利用者の方を見て下さいと伝えています」この言葉は私が支援側にいた時に、もっとも大切にしていた所でした。それと同時に、この環境で働けていれば良かったなとも感じました。しかしその事業所でも、合わなくて辞めてしまう人が居るのも事実です。幸いにも私には良い環境でしたので、しっかりと得られる物を得て、就職した際に以前よりもさらに成長したいと思います。

まとめ

障がいの種類、特性、重さは一人一人違います。その中で、支援を受けたいと思い、施設や事業所等を利用しようと思っている方の参考になると思い、今回のコラムを書かせて頂きました。あくまで私が経験した事だけですので、選ぶのはご本人か親御さんだと思います。しっかりした所もあれば、いい加減な所もあります。見学や納得の行くまでの説明を受けて、利用し始めても疑問があれば、どんどん質問することをオススメします。

参考文献

女性障害者の生きにくさ・NHKハートネット福祉情報総合サイト
https://www.nhk.or.jp/heart-net

木場 新太

木場 新太

25歳の時に適応障害を発症。その後33歳の頃に不安障害やうつ病になり、障がい者手帳を取得して現在は就労移行支援事業所に通いながら、長期就労とメンタルコーチになることを目指して日々奮闘中です。

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