高次脳機能障害とは?以前と人が変わった?適切な治療・対応で改善を

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出典:https://www.pakutaso.com

みなさん、「高次脳機能障害」という障害をご存知ですか?
交通事故での頭部外傷や脳梗塞などの脳血管障害が原因で、記憶力・注意力が低下したり、以前にできたことができなくなるといった症状がみられることがあります。
そんな場合は、高次脳機能障害であるかもしれません。

高次脳機能障害の症状は?

高次脳機能障害には以下のような記憶障害、注意障害、社会的行動障害などの症状がみられます。

記憶障害
・今日の日付がわからない、自分のいる場所がわからない
・物の置き場所を忘れたり、新しい出来事や人の名前が覚えられない
・何度も同じことを繰り返し質問する

注意障害
・長時間一つのことに集中できない
・ぼんやりしていて、何かするとミスばかりする
・一度に二つ以上のことをしようとすると混乱する

遂行機能障害
・自分で計画を立てられない
・指示してもらわないと何もできない
・物事の優先順位をつけられない

社会的行動障害
・すぐ怒ったり、笑ったり、感情のコントロールができない
・無制限に食べたり、お金を使ったり、欲求が抑えられない
・場違いな行動や発言をしてしまう

その他にも日常生活の動作がうまくできなくなったり、失語などの言語障害でコミュニケーションがうまく取れなくなったりするような症状がみられることがあります。

高次脳機能障害の治療法・相談窓口は?

認知症でも同じような症状がみられますが、認知症のように症状が悪化するわけではなく、早期より適切なリハビリテーション、対処をすれば症状の改善が期待できます。
病院や入院生活だけでは判断できない様々な症状があるので、実際の生活や職場での出来事を、メモやビデオで記録しておくと診断や治療に役に立ちます。
病院や市町村の窓口以外にも、相談窓口として「高次脳機能障害支援拠点機関」が全国にありますので、悩み事を相談してみましょう。
精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス、障害年金や医療費助成などの支援を受けるサポートをしてくれます。

高次脳機能障害の方への対応方法は?

高次脳機能障害の症状は、外見では判断できないため、高次脳機能障害を抱えていても、一見すると健康な人に見えます。
しかし、高次脳機能障害となってしまうと、今まではできていたことができなくなり、人格にも影響が及び、以前と人が変わってしまったという場合も多いです。
そのため、高次脳機能障害の方に対して、どのような症状があるかを把握し、理解することが大事です。
今まではできていたことができなくなってしまったとしても、忍耐強く適切な対処法を繰り返せば、いずれできるようになることもあります。
根気が必要ですが、諦めずに忍耐力をもって接することが大切です。

高次脳機能障害の方にとって、リハビリによる治療だけでなく、家族や周囲の方の理解や制度の活用が大変重要です。
まずは、信頼して相談できる人、場所を見つけて、時間はかかるかもしれませんが、粘り強い気持ちをもって、回復を目指していきましょう。

障害者ドットコムニュース編集部

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