HSPと、ともに。

HSPでパニック障害がある私の断捨離の話〜HSPと、ともに。<vol.50>

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HSPと、ともに。vol.50 <毎月1日連載>

断捨離は好きですか?私は、物によってはむずかしい事もあります。あふれた物を拾てることによって、空いたスペースに幸せが舞い込んできたり、自分と向き合ったり、とくにコロナ禍で大ブームのようですね。

私もステイホーム中に断拾離をしてみました。自分の服などは、わりとすんなりできるのですが、主人の服や想い出の物など、大切に想っている物を処分するのは本当にむずかしいです。本やCDも悩みますが、必ずリサイクルショップに持って行くので、高く売れた時は嬉しいです。化粧品は1年で処分します。服も昔から大好きでよく買っていましたが、いとこや友達にあげたり、リサイクルショップに持って行きます。いとこは女の子が多くて年もみんな9歳から下なので、若い時はたくさんもらってもらいました。次に会う時に着てくれているのがとても可愛かったです。逆に私は叔母からバッグなどいただく事もあって、ブランド品なので嬉しかったです。

私は好きな物を集めるクセがあったので、ポストカード、バッジ、帽子、アクセサリー、おもちゃみたいな飾り物、本や食器、映画や遊園地の半券など、若い頃の部屋は物であふれていましたが、結婚する時に一度大きな断捨離をしました。近所のリサイクルショップのおばさんと仲良くさせてもらっていたので家に来ていただいて、一緒にダンボールに雑貨などを詰めていく作業はアルバイト代として500円までいただいて、一気に処分したこともありました。もし、断捨理せずにすべての物を持っていたら、ものすごい数の物であふれていただろうと思います。手帳も日記をつけていたので10年分くらいあったし、携帯電話もとっていたし、写真の量もすごかったので処分して今は、かなり物が減ったと思います。私がいちばん処分するのに悩むのが遺品です。母の物は時間をかけて、ゆっくり無くしました。心の整理にもなっていきました。今は写真と手紙があれば良いかなと思います。

父は断拾離するのがわりと好きなようで、片づけなども得意なのですが、弟はどちらも苦手なようであまり物を捨てません。ゴミ以外すべて大切にとっているんじゃないかと思うくらい物持ちが良いです。私があげた服もずっと着ていたし、(それは父も同じで、母も同じで子どもの頃にあげた小さな手紙なども大切にとっていてくれて、驚いて母の棺に入れました。) 中学生くらいに要らなくなってあげたものまでずっと持っていました。手帳や携帯電話もすべてとっているし、写真や手紙など小学生の頃から、昔の彼女のもずっと持っていました。私も実は捨てられなくて、自分の元彼のはすぐに処分できても、弟の彼女の写真は今でも大切にとっています。家族みんなが大好きだったし、とても美人で良い子だったのでツーショットの写真は今でも見ることがあるし、なかなか処分できなくて困ります。

私は家族が大好きなのですが、とてもおせっかいな性格のため、片づけや掃除が苦手な弟のために手伝ってきました。思い返せば、小学校に入学してきた時も、教室のロッカーの整理をしに行ったこともありました。私は整理整頓や掃除が得意で大好きです。なので家はいつも片付いていて綺麗です。が、最近はホコリの掃除をこまめにするのが面倒なので、雑貨など飾ることは、あまりしなくなりました。とてもシンプルになってきています。年を重ねるごとに物欲も無くなっていきました。

ところが今、少し困っていることがあります。ipod、ipad、iphone、Android携帯と、この4つに写真や動画や音楽や色んなデータが入っていて、どれも大切で断捨離できずにいます。主に使うのはiphoneで、Android携帯から変えました。一つにまとめられたら良いのですが、いつになることやら。HSPで電磁波に過敏なくせに、なんでこんなに増えたのかと自分でも不思議です。色々と依存症なのは間違いないし、メンタルにも問題ありですね。

想い出の物って、断捨離するのが本当に難しいです。留守番電話も、祖母の声がたまに聴きたくなるので、何年も消さずに大切にとってあります。私の家族に対する愛情というか執着というかすごいのです。断捨離って、自分の心の状態が良くわかりますね。旅行でホテルに泊まった時は、スッキリとした部屋に憧れて居心地も良く、家に帰ったらもう少しだけ断捨離できるかなと、始めるきっかけにもなります。買い物したり、荷物が増える事もあるのでその分、減らしてみようと思うのですが、買った物でもその時々で心理がわかる事もあって発見になります。今回は服を買ったなとか、お菓子を買い過ぎる事もあったし、お土産をたくさん買うこともありました。喜んでもらえるのがすごく嬉しいです。家族や親戚に買うのですが、今はなかなか遠出できないので、自分が出かけた時には色々買ってあげたいと思います。

最近は、あまり自分の物を買わなくなってきています。心境の変化ですが、ここ数年、誕生日もクリスマスも結婚記念日も欲しい物がなくて、プレゼントも欲しいと思わないし、普段通りに過ごしているし、年を重ねて落ち着いたみたいです。もう今まで充分に御祝いしてもらって満足しているみたいです。最近は良く、亡くなった母に「今なら何でも買ってあげられるのに…」と思う事があります。まだ学生だったので、買ってもらうばっかりで親孝行など何もできませんでした。だから、自分に欲しいものが無いのだなと、今、気づきました。母とは、特別なことなど何もしなくても、スーパーに買い物に行ったり、ドライブしたり、テレビを見て笑っているだけで幸せだったし、とても楽しかったのです。

断捨離とは、自分と向き合い、自分の心に気づく一番の方法なのかもしれません。

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

HSP、LD(学習障害)、アスペルガー、ADHDがあり、発達障害をコンプリート。パニック障害もあり、生きづらさも感じながらも、日々楽しくいこうと考えている。今まで、花屋、ケーキ屋、カフェ、デザイン企画、オリジナル雑貨制作などいろいろな仕事を経験。自然と犬と本が大好き。カジヒデキみたいな50代を目指している。

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