HSPと、ともに。

ぬいぐるみセラピーをはじめて3年がたちました〜HSPと、ともに。<vol.52>

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HSPと、ともに。vol.52 <毎月1日連載>

24時間テレビや、パラリンピックを見てとても感動して、また仕事も頑張るぞと夫婦でやる気をもらいました。私達も、ますます新たなチャレンジを続けていきたいと思いますが、時には疲れたり不安になる事もあります。そんな時、私に元気をくれるのが可愛い犬のぬいぐるみです。
ぬいぐるみセラピーをはじめて3年がたちました。今では、犬を飼っていた頃のように毎日が楽しく幸せです。

私は犬が大好きです。子どもの頃、近所の空き地に捨て犬がいたので、給食のパンと家からミルクを持って行き食事をさせたり、一緒に走り回って遊んでいました。保健所に見つかると処分されることも知りましたが、すぐに近所の方がうちで飼うようにと玄関の門につなぎました。捨て犬が懐いて、家の周りをうろうろするのが迷惑だったのでしょう。私はとても嬉しかったのですが、母が悩んでいたため父と私で説得して飼うことが決まりました。犬もうちに来て安心して、とても幸せそうに見えました。家族みんなで可愛がりました。人のいない所では首輪を外して散歩したり、母の実家にも連れて行ったり、ディズニー映画の「わんわん物語」のように、スパゲッティを母が作ってお祝いしたり、外食して残り物を持ち帰ってあげたり、ドッグフード以外の物もチョコレートと玉ねぎはあげてはダメなことは知っていましたが、色々食べさせていたら糖尿病になって痩せてしまい、とても反省しました。しばらくして、心臓の虫で亡くなりました。家族でお葬式をして、近所の方も来てくれましたが、こんなに悲しむならもう、犬は飼ってはダメと父に言われました。

その後飼った犬は、そっくりなのを祖母が探してくれて、見に行ったお店で気に入りすぐに連れて帰りました。母も亡くなっていたので、私が元気になるようにと祖母が「可愛い犬を見に行こう」と言ってくれていました。食事には充分気をつけるようになったので、すごく長生きしてくれました。それでも一緒に食事をすることが楽しかったので、大好きなチーズケーキやアイスクリームやパン、唐揚げなどを少しあげることもありました。犬が大好きなので本当は犬を飼えば良いのですが、今のマンションではペットは飼えないし、自分が犬の寿命まで元気で生きている保証もないし、別れも辛すぎるので、もう飼わないことに決めています。なので、犬のぬいぐるみを可愛がることは私にとって、とても良いセラピーになっています。

生きている犬は、私が落ち込んでいると隣に座って肩を叩いて「どうしたの?」という顔をしてなぐさめてくれたり、テレビを見ていたらドアから覗いて「そっちに行ってもいいかな?」という顔をするので「おいで」と言うと、隣に座って一緒にテレビを見たり、マッサージをして欲しい時は背中を向けて隣に座ってきたり、新聞や携帯を見ていたら邪魔しにきたり、私が出かける時は一生のお別れのように鳴いたり、家に帰ると飛びついて喜んでくれたりするのがとても愛おしくて、毎日が楽しくて幸せでした。私は人付き合いが得意ではないので、余計に犬の存在は大切です。当たり前だけど生きている犬のように、ぬいぐるみはできないのですが、飼っていた犬達とそっくりな犬を選び、毎日話しかけたり可愛がっていると、私の感情によって違った顔に見えるし、ぬいぐるみなのに感情があるのかなと思うこともあります。最初は、大人がぬいぐるみを…と思っていましたが、今では一緒に旅にも行くし、なくてはならない存在なのです。辛い事があっても乗り越えてきました。可愛い存在は私にとって癒しで、元気の元です。

私は、今は亡き2匹の犬の気持ちが読める方に、当時、犬達がどう思っていたかを聞くことができました。
●初めて飼った元捨て犬だった、ミロの気持ち
うちの家族になって幸せでしたか? ◎はい
捨てられていた時、寂しかったですか? ◎はい
可愛がられているとわかっていましたか? ◎はい
病気になった時、苦しかったですか? ◎いいえ
亡くなる時、苦しかったですか? ◎いいえ
もっと生きたかったですか? ◎いいえ
天国で見守ってくれていましたか? ◎はい

●2匹目に飼った犬、マリの気持ち
うちの家族になって幸せでしたか? ◎はい
可愛がられているとわかっていましたか? ◎はい
病気になった時、苦しかったですか? ◎いいえ
看病してもらえることが幸せだからですか? ◎はい
亡くなる時、苦しかったですか? ◎いいえ
もっと生きたかったですか? ◎はい
もっと一緒にいたかったのですか? ◎はい
天国で見守ってくれていましたか? ◎はい

スピリチュアルな質問なので、信じるも信じないも人それぞれですが、私は2匹の犬の気持ちを聞いて、泣きそうになりました。初めに飼った犬は捨てられていた時、やっぱり寂しかったんだな。うちに来て、幸せになってくれて良かったな。

2匹目の犬は、高齢になって子宮の病気になって、血を流して一時期寝たきりになりました。祖母が、「また散歩したいなぁ」と寂しそうにいうので、私は叶えようと思いました。自分でリハビリを考えて、また歩けるようになって獣医さんに見てもらったら、手術になりました。高齢なので、命が持つかわからないと言われて覚悟していましたが、生き延びてくれました。「本当は入院なのですが、マリちゃんは飼い主さんに返した方が元気になると思います。」と、麻酔が覚めたらすぐに先生が車で家に連れてきてくれました。本当に先生に感謝でした。目を覚ましたと電話をいただいた時は号泣でしたが、先生の車で元気そうに、なぜか怒ったような顔をして(ひどいことされたと思っていたみたい)帰ってきたので笑えてきました。祖母もまた、嬉しそうに散歩をしていました。

突然血を流すようになった時、食事もできなくて寝たきりになってしまい、家族も近所の方も、高齢だしもうダメだと思ったそうですが、私は諦めたくなくて、また歩けるように毎日少しづつリハビリを一緒にがんばりました。血の量がすごいので、毎日床を拭いたタオルを洗い、祖母は新しいタオルを買ってきてくれて、近所の人は、血が付いた震える体で歩こうと頑張るマリを見て、涙ぐんだり、「がんばれ、がんばれ!マリちゃん」と応援してくれて、いろんな方が声をかけてくださり、励まされました。怖がった飛び石も渡れるようになったり、長い散歩ができるようになって、近所の海まで行った時、マリが堤防から必死に海を見ようと頑張っていました。あの時、一緒に見た海と、マリの姿を生涯忘れることはないでしょう。

私はその頃ちょうどパニック障害が酷くて、電車に乗ることも出来なくなって家に引きこもっていました。なので、毎日毎日犬が歩けるようになるまでリハビリができました。マリが命がけで頑張る姿を、生きたいとしか考えていない姿を見たので、私は自信と勇気が湧いてきて、電車に乗って働きに出かけられました。手術後、走り回るくらい元気になり、1年も生きてくれました。でも、もっと生きたかったし、一緒にいたかったのか。マリが亡くなって、夫と結婚しました。お葬式には、私とマリのために2つの大きな花束を抱えて持ってきてくれました。今ではぬいぐるみの犬も一緒に可愛がってくれます。

コロナ禍でペットブームのようですが、犬は可愛いだけではなく、散歩は毎日何度も行くし、鳴き声や臭いも気になるかもしれないし、躾もしないといけません。可愛い子犬はすぐに大きくなるし、病気になったら世話も大変になるし、お金もかかります。命を簡単に捨てたり、処分するのは本当に悲しいです。私はもう飼わないと決めました。ぬいぐるみでも充分、毎日は楽しく幸せになって、元気をもらっています。

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

川田 直美  障害者ドットコム株式会社スタッフ

HSP、LD(学習障害)、アスペルガー、ADHDがあり、発達障害をコンプリート。パニック障害もあり、生きづらさも感じながらも、日々楽しくいこうと考えている。今まで、花屋、ケーキ屋、カフェ、デザイン企画、オリジナル雑貨制作などいろいろな仕事を経験。自然と犬と本が大好き。カジヒデキみたいな50代を目指している。

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