
積水ハウス株式会社は、障害者アーティストの作品を展示する「積水ハウス地域のアート展」の開催を発表しました。建設現場の仮囲いにアート作品7点を展示するという、住宅会社ならではのアイデアが構想されています。
このプロジェクトでは、福祉を起点に新たな文化創造を目指す株式会社ヘラルボニーと協力し、ヘラルボニーとライセンス契約を結ぶアーティストの作品を展示します。場所は東京都港区赤坂2丁目の建設現場で、2023年2月1日から2024年1月31日までの期間を予定しています。
ヘラルボニーとのコラボだけあって、アート使用料の一部が作品のアーティスト自身に還元される仕組みも取り入れています。また、気に入った作品をその場ですぐに購入できるよう作品ごとに二次元コードも設けています。
積水ハウス地域のアート展について
「積水ハウス地域のアート展」は、「『美術館に行く』ではなく『作品に来てもらう』アート展」をコンセプトにしており、才能ある障害者アーティストを発掘して地域の施設や建築現場などに作品発表の場を設ける取り組みです。
文化庁の調査によると、何らかの文化芸術活動(鑑賞を除く)をしている障害者の割合が、2018年から2020年にかけて5.1%減っており11.2%となっています。障害者アーティストが減少する原因を、発表の場や収入面での不足にあると考えた積水ハウスは、ギャラリーで待たず作品自体が出向く取り組みを提案しました。
今回選んだ7点の作品は、社員有志によるチームが「幸せ」をテーマに選んだものです。
「シアワセピンク」fuco
「ふしぎな花」小野崎晶
「摩天楼を舞う」XL
「抱負」鈴木和也
「迷路で大いに遊んでくださいな!!」笠原鉄平
「緑の風」伊賀敢男留
「楽器」川邊紘子

障害者ドットコムニュース編集部
障害者ドットコムニュース編集部
「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
よろしくお願いします。
関連記事
-
NEW
逆子への医療事故で重度の脳障害。その責任は払われるべき
暮らし -
NEW
言葉のユニバーサルデザイン「やさしい日本語」で誰もが楽しめる鑑賞体験を
暮らし -
体調不良のため、5月いっぱい休職します〜発達障害のASDとADHDを併発しています!<v…
暮らし 発達障害 -
ポリコレ棒と反DEIの、戦争史料をも巻き込む内戦模様
暮らし -
意外と発達あるあるかもしれない「知識の呪縛」
暮らし -
「与えられる笑いより、追いかける笑い」の思考に秘められた危険性
暮らし -
感染症あつかいされる精神疾患
暮らし -
ドナルド・マクドナルドは今、この仕事をしています
暮らし -
階段を上り下りできる電動車いす「AVEST Launch Edition」が発表される
暮らし -
「チー牛」は、就労移行支援を見渡した棚上げ利用者から始まった。~忘れ去られた発端と、長年…
暮らし
人気記事
-
障害者割引一覧~障害者割引を活用してお得に生活しよう!
エンタメ 暮らし -
ガイジとは?なぜ死語から蘇ったのか〜死語から全国区へ広まった流れ
暮らし その他の障害・病気 -
ソシオパスとは?~サイコパスとどう違うのか
暮らし -
頭内爆発音症候群とは?寝る時に頭の中で爆音が鳴る、これって病気?
その他の障害・病気 -
障害者手帳で割引やサービスを受けられるホテル等宿泊施設~全国版
暮らし エンタメ -
今更聞けない、共感性羞恥心とは?
その他の障害・病気 -
自己愛性パーソナリティ障害の特徴・克服方法・付き合い方について
その他の障害・病気 -
発達障害とは?~発達障害の有名人も紹介
発達障害 -
障害者は英語で何て言うの?~【handicap(ハンディキャップ)】他
その他の障害・病気 -
ASD(自閉スペクトラム症)の恋愛~誰かを好きになるうえで大切なこと
暮らし 発達障害