睡眠薬を飲んで、やってはいけないこと

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睡眠薬は睡眠衛生指導を受けても入眠、中途覚醒、早朝覚醒といった障害が改善されない方に処方されるお薬です。そんな睡眠薬の間違った使用方法について触れたいと思います。

睡眠薬を間違った用法で遊んではいけない

産経WESTのニュース記事で近年若者達の間で睡眠薬の形状を錠剤から散剤にして遊ぶという問題行為が社会問題になっています(https://www.sankei.com/west/west.html)。

ニュース記事の中で、埼玉医科大医学部の上條吉人教授は「睡眠薬は脳全体の働きを抑制する作用があるので、理性による行動抑制にも影響を与えてしまう」と指摘。「服用しても寝ずに起きていれば、酒を飲んで酩(めい)酊(てい)したときと同じように理性のたがが外れる。ただ、陽気に騒ぐだけでなく、気が大きくなって攻撃的、暴力的となることもある」と解説しています。

睡眠薬の中でもベンゾジアゼピン系の睡眠薬は依存形成されるので乱用には注意が必要です。睡眠薬を乱用して急に止めると健忘作用や離脱症状、反跳性不眠など思わぬ副作用に苦しめられるかも知れません。睡眠薬の目的外使用は絶対にやらないでください。

睡眠薬飲んで車を運転してはいけない

睡眠薬を飲んで車を運転して事故を起したことのあるインパルスの堤下さんは有名ですが、睡眠薬は体に鎮静をかけて眠らせようとしますので、睡眠薬を飲んだら絶対に運転してはいけません。

睡眠薬とアルコールを併用してはならない

寝酒は入眠には効果がありますが、体内でアルコールが分解される過程でアセトアルデヒドが生成されます。アセトアルデヒドは「交感神経(活動するために働く自律神経)を刺激し、体温や脈拍が上昇し、身体を覚醒させてしまいます。つまり、睡眠の質は格段に落ちます。

最もやってはいけないのは睡眠薬とアルコールの併用です。元々、寝酒をする人が睡眠薬を処方された場合注意が必要です。宮崎県薬剤師会(http://www.miyayaku.or.jp)や、千葉県のホームページ内の「お酒を飲んだあとに睡眠薬を飲んでもよいのですか」という質問(https://www.pref.chiba.lg.jp/index.html)に記載しているようにおかしな言動や行動などが発生する可能性が高いです。私の父親も寝酒をしながら睡眠薬を飲んでいましたので、おかしな行動を取るようになったそうです、同居している弟が病院に行って薬を処方しないようにとお願いしたそうです。

睡眠薬を飲んでからゲームをしてはいけない

正確にはモンスターハンターなどの脳が興奮するようなゲームは睡眠の数時間前から止めておいた方が良いでしょう。睡眠薬を飲んでからも脳が興奮するようなゲームを続けた場合、数時間経っても眠れず夜間一睡もできなくても不思議ではありません。これは私の体験であり主治医に話をしたところ『それ、一番やったらあかんやつです。』と注意されました。

寝酒と睡眠薬の併用や、ゲームを続けながら睡眠薬を飲みその後も眠気が来るまでゲームを続けるといった誤用はされていませんでしょうか?睡眠薬特にベンゾジアゼピン系は依存性などの問題もあるので、処方は最小限に留められるな生活を心がけてください。睡眠衛生指導(https://www.youtube.com)などに専門動画が上がっておりますので参考にされてはいかがでしょうか。

機械仕掛けのマリオネット

機械仕掛けのマリオネット

双極性障害の40代男性です。平成19年にうつ病を発症。経過療養中に双極性障害に移行。一度は社会復帰を果たすも悪性症候群を発症し退職。現在は復職目指して訓練中です。

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