障害と共に生きる〜障害について伝える

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自分の障害を他人に伝えるという事は、大変な事だと私は思います。自身の障害について自分のごく親しい人にしか伝えることが出来ない人や、そのごく親しい人にさえ伝えることが困難な人もいることでしょう。しかし、障害と共に生きる上で他人に自分の障害を伝える事は避けられない問題でもあります。他人に自分の障害について伝える事が出来るようになれば、それは障害と共に生きて行くための大きな力になると私は考えています。そこで、障害について他人に伝えられるようになる方法を、私なりのやり方ですがに紹介しようと思います。

書いてみよう

根本的な問題として、声に出して人に何かを伝えることは非常に勇気が要ります。そこで、発想を逆転させます。「声に出して伝える」という方法が難しいのであれば、声に出さなければいい、つまり「文字として書いてみる」という考え方に逆転させてみてはいかがでしょうか。

具体的な方法としては、最初は誰かに見せる為ではなく、自分で再確認するために自分の障害について文字に起こしてみます。そして、その出来上がった文章を他人に紹介するような文体に書き直していきます。こうすることで自分の障害について伝えるときに使う「台本」のようなものが出来上がります。これで、伝えるための「台本」は出来上がりました。声に出して勇気が無いのであれば、この「台本」を直接渡して読んでもらいましょう。もし声に出す勇気が湧いたのであれば、次はこの「台本」の内容を相手に言葉で伝えなければいけません。では、どのようにしたら「台本」の内容を上手く相手に伝えることが出来るのでしょうか。

伝えてみよう

「台本」の内容を相手に伝える方法として最も話しやすい方法は、気軽に話すことです。重い話題は相手との間に溝を作りやすく、緊張して上手く話せなくなる可能性があります。気軽に話す空気を作ることで、お互いにリラックスして話すことが出来ると私は考えています。自身の障害について、ある程度気楽に話す方法は私が知っている方法だけでも2つほどあります。

1つは、さりげない話題から入り、その話題に絡めて自身の障害について軽く話すという方法です。この方法は、話題の振り方や言葉の選び方を工夫することで、軽いやり取りの中で相手に自分の障害を説明することができます。コツとしては、「共感を得やすい困っている事」と「自分の障害」を関連付けて話すと良いでしょう。例えば私の場合、「あの先生、黒板消すの早いよね。」という風な話題に自分の「文字を書くことが苦手」という障害特性の話題を織り交ぜて話すといった感じです。

もう1つの方法は日常的な会話に少しずつ障害に関する話題を混ぜていくといった方法です。こうすることで、その相手と障害に関する話題を話しやすくなります。注意点としては、頻繁に障害に関する話題を盛り込むと、くどいと思われることがあるので気を付けましょう。

この2つの方法は私の経験上、非常に有効な方法だと感じます。しかし、これらの方法は両方とも他人と話すこと自体に、かなり慣れている方でないと使いこなすのは難しいと思います。これらの方法は親しい人や、既に自身の障害について知っている人を相手に練習するといいでしょう。練習を重ねていくうちに、幅広い相手に障害について話すことができるようになると思います。

終わりに

自分の障害について他人に話すことはとても勇気がいることです。私自身も上手く伝えることができないこともあります。しかし、自分の障害を理解してもらうには、自分の障害について話す必要があります。私自身、試行錯誤中ですが、私の実践している方法が皆さんのお役に立てたら幸いです。

舞台装置

舞台装置

LDと広汎性発達障害を抱えた文字を書くことができない20代男性です。書字障害がありますが、大学を卒業できましたし、コラムも書いてます。趣味は読書と芸術鑑賞あと作曲。最近、猫にケンカで負けました。

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