人生は捨てたものではない!~うつ発症後の体験談⑧(最終回)

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出典:https://www.photo-ac.com/


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こんにちは。前回に引き続きご覧いただきましてありがとうございます。

これまで、うつを発症してから現在までのドキュメントをお話してきました。最後に、今後私はどのような人生を歩んで行きたいのかをお話させていただきます。

①ゼロからプラスに



体験談①でお話しましたとおり、私は現在、「まずはゼロに戻す」ことに注力し、一ビジネスパーソンとして活躍する準備をしているところです。私が無事、希望の会社に就職することができた時、それが出発点(=ゼロ)だと考えております。では就職後は何をしたいか。それは今右肩上がりに向いているベクトルをそのまま維持し、ゼロからプラスにすることです。プラスにするというのは大きく分けて2つございます。

1)自分自身がプラスになる。
2)社会がプラスになるようにする。

1)について言い換えると、「自分の人生をより豊かなものにする」という意味です。これまで暗闇の中に閉じこもっていた環境を、より明るく、よりアクティブな環境にするというものです。

2)については、さらに2種類に分けられます。1つは一言でいえば「社会貢献」です。貢献の方法は勤め先にもよると思いますが、1人でも多くの方が、プラスに作用するような事柄に貢献したいと思います。

もう1つは「二度と同じ目に遭う人をいなくする」ということです。


②二度と同じ目に遭う人をいなくする



これは非常に大きく、難しい目標だと思います。しかしこれが達成できると、多くの方々がこれ以上ない喜びを得られると思います。昨今、いわゆる「パワーハラスメント」が原因でうつになったり、最悪の場合は自らの命を犠牲にしたりするという報道が多く見受けられます。報道だけ見ていると「最近は多いな」と思いますが、実社会ではもっと各所で起きており、もしかしたら日常茶飯事な出来事なのかもしれません。

これでいいのでしょうか。

私は、ひどい仕打ちを受けた一被害者、そしてうつを患った一経験者として、あらゆる媒体を上手に利用して訴えかけていきたいと、真剣に思っています。

私は20代で、人生80年と仮定すればまだ50年以上時間があります。私の目が黒いうちに、「パワハラによる自殺者ゼロ」という1年が生まれるよう、努力したいと思います。


③まとめ



ここまで記事を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。それだけでも私は嬉しく思います。またそこから何かプラスになることを感じ取っていただければ、これほど嬉しいことはございません。

私は今回、インターネットのコラムという媒体を使って、私の体験談をお話いたしました。インターネットを使うことで、日本や世界各地の同じような苦しみを持った方に、一筋の光と言う名の希望を与えられると思い、できるだけ詳細に、各種コンプライアンスに抵触しない程度にお話いたしました。

もしこの記事をお読みになっている方で実際にお目にかかる機会があれば、文字面の奥にある感情などもお伝えできればと思います。

最後に一言、これだけは覚えて頂ければと思います。

人生は捨てたものではない!


(完)

ユキダルマ

ユキダルマ

大阪府出身の20歳代男子です。
2017年、うつと診断されました。
現在は精神保健福祉手帳3級を取得。就労移行支援事業所に通所しつつ、長期就労を目指します。
趣味はスポーツ観戦、鉄道旅行など多岐にわたります。

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